料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから今、旬を迎えている野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)
旬の野菜は、栄養もたっぷり
健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、ズッキー二です。
淡白でクセがなく、食べやすい味わいのズッキーニ。
水分量が多くカロリーが低いので、ダイエットにも役立ちます。また、抗酸化力の高いβ-カロテンや免疫力アップ効果があるとされるビタミンC、体内にたまった余分な塩分の排出を促すカリウムが比較的豊富なのも特徴です。
そんなズッキーニのおいしい食べ方を生産者さんに聞いたところ、なんと
「ズッキーニは、生がおいしい! 醤油漬けは、我が家の定番です。」
とのことでした!
加熱調理のイメージがありますが、新鮮なズッキーニは、生でもおいしいので、薄塩でもんで、しんなりさせたら、醤油と酢 + ごま油少々であえるだけ。
たったこれだけで、とーってもおいしい副菜の完成です!
ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができます。ぜひ試してみてくださいね。
手間や時間をかけた料理より、「新鮮な野菜をそのままシンプルに食べるのが、結局いちばんおいしい!」と思ったことはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、そのための方法だけをまとめて1冊にしたものです。250軒以上の生産者さんに直接取材したり、アンケートにご協力いただき、選び方や、切り方、栄養、保存方法、食べ方などあまり知られていないけれど、生産者さんだから知っている情報ばかりを集めました。レシピ本にはない野菜の知識とアイディアで「体にいいものが、こんなにおいしく食べられるんだ!」という体験をしてみてくださいね。