テクノロジー業界が人工知能(AI)やサイバーセキュリティー製品などの開発に活用してきた人材に手を伸ばす企業が増えている。その人材とは自閉症者だ。マイクロソフトやSAP、セールスフォースなどの大手テクノロジー企業には以前から、定型的ではない方法で情報を処理する脳を持った従業員を採用し定着させるプログラムがある。最近では、自閉症者を含むニューロダイバージェント(神経発達が多様)な人々の特別な技術を、銀行や小売企業などが評価しつつある。そうしたユニークな脳を持つ人材がテクノロジー業界に集中していることは以前から知られている。イーロン・マスク氏はアスペルガー症候群であることを公表している。サム・バンクマンフリード被告は収監中も注意欠陥・多動症(ADHD)の薬を入手できるよう要請した。
自閉症者の職場広がる テック業界以外にも
銀行や小売企業などが異能の人材を採用し、職場を開かれたものに変えつつある
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