計9年間の浪人を経て早稲田大学に合格した経験を持つ筆者・濱井正吾(通称:9浪はまい) が、良くも悪くも浪人を重ねたからこそ分かる「塾・予備校あるある」をお届けします。志望校合格に向けて苦労(9浪)する中で、筆者が出くわした「攻撃的な言葉遣いの講師」の衝撃的な実態とは?現役受験生やその両親はもちろん、受験を終えた皆さんも「あの頃」を思い出しながらお読みください。(教育ジャーナリスト 濱井正吾)
同僚の講師や裏方スタッフを嘲笑う
「倫理観に欠ける講師」の実態
中学・高校・大学と、受験に欠かせない塾・予備校の存在。学生さんにとっては、塾・予備校が数多くある中、自分がどこに通えばいいかはとても悩ましい問題です。親御さんにとっても、わが子にどんな授業を受けさせるべきか決断するのは難しいでしょう。
そんな悩みを抱えるのも無理はありません。かつては私も、予備校選び・授業選びを失敗し、9浪してしまいました。
しかし、当時を改めて思い起こしてみると、生徒があまり伸びないダメな塾・予備校や、ダメな講師には共通点があることがわかりました。
そこで本連載では、たくさん失敗した筆者の経験から導き出した「通ってはいけない塾・予備校」「授業を受けてはいけない講師」の特徴について解説していきます。
初回となる本記事のテーマは「倫理観に欠ける講師」です。
塾・予備校の講師にはいろんな人がいますが、中には人を小馬鹿にしたり、見下したりする人が散見されます。百歩譲って「成績の悪い生徒に厳しく接する」のであれば理解できますが、同僚の講師や裏方のスタッフを嘲笑う人もいるので要注意です。
私は実際に、授業中の予備校講師から次のような言葉を聞いたことがあります。