井戸先生 リボ払いは利用金額を増やしても月々の返済額が変わらないため、手元のお金がない人にとっては、一見魅力的かもしれません。ですが、これは金利約15%の高い分割払いと同じこと。毎月の返済額は同じでも、支払総額は雪だるま式に増えてしまうリスクのあるサービスなんです。

もえ 先生、クレジットカードの上手な使い方も知りたいです。

井戸先生 家賃や水道光熱費などの固定費の支払いにはクレジットカードの利用が有効です。固定費は毎月ほぼ同じ金額で決済されるため、管理しやすく無駄遣いの心配もありません。

もえ 毎月ポイントが付くのもうれしいです!

井戸先生 また、最近ではクレジットカードで投資信託(投信)を購入して積み立てられるサービスもあります。ポイントを貯めながら投資信託を積み立てて投資に挑戦できるのでおすすめです。

もえ クレジットカードは賢く使って上手に付き合おうということですね!

いちばん効果がある
「固定費」削減

井戸先生 では早速、貯蓄の割合を高めるために支出の改善方法をお教えしていきますね。ちなみに「頑張って節約しているのになかなか支出が減らない」という悩みを聞くことがありますが、おふたりはどうですか?

もえ まさにその通りです~(泣)。

井戸先生 もえさんは普段どんな節約をしているんでしょうか。

もえ スーパーで買い物をするときは何軒か回り、少しでも安いお店を探してから購入しています。あとは、家の中の電気をこまめに消したり、コンセントを抜いたりして電気代を節約しています。

井戸先生 節約に励んでいてすばらしいですが、どちらも苦労が多そうですね。

もえ はい。ちょっとストレスに感じることもあります。

井戸先生 食費や娯楽費などの変動費を節約しても、効果が出にくいうえ、あまりにも切り詰めた生活を送ると、かえってストレスとなり節約が続かないことも…。家計を見直すなら変動費よりも固定費を優先するのがおすすめです。