この4月から優秀な教師を学校へ!
ティーチ・フォー・ジャパンが始動
あの偶然聞いた講演のあの日から、約3年半たった現在。ティーチ・フォー・ジャパン(TFJ)の代表理事が、現在の僕の肩書きだ。
日本へ帰国後、TFJを立ち上げるまでには、さまざまな困難があった。勉強会が分裂してゼロからやり直すことになったり、僕たちのプレゼンが未熟なせいで教育委員会や企業から協力を取りつけることにも苦労した。
それでもようやくTFJを正式に設立して、関東、関西の公立の小学校~高校へ教師を送り込む「ネクスト・ティーチャー・プログラム」を実施するところまで漕ぎつけた。
本家のティーチ・フォー・アメリカから比べれば、ほんの小さな一歩かもしれないが、ここから日本の教育を変えていくのだ。このプログラムが、「日本にも存在している教育格差」をはじめとしたさまざまな教育問題をなくす第一歩になるはずだ。
ベンチャー志望、キャリアに悩む若者から、教育関係者、人材育成担当者、チームリーダー、そして子どもの進路に悩む親まで、多くの人に僕たちの活動を知って欲しい。これからの日本に必要な、「新しい働き方」と「成長できるしくみ」なのだから。
次回の更新は、4/16(火)です。
※この連載は書籍『グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」』を抜粋、再編集したものです。
松田悠介(まつだ・ゆうすけ)
全米で就職ランキング第1位になったティーチ・フォー・アメリカ(TFA)の日本版「ティーチ・フォー・ジャパン(TFJ)」創設代表者。大学卒業後、体育科教諭として中学校に勤務。体育を英語で教えるSports Englishのカリキュラムを立案。その後、千葉県市川市教育委員会教育政策課分析官を経て、ハーバード教育大学院修士課程(教育リーダーシップ専攻)へ進学し、修士号を取得。卒業後、外資系コンサルティングファームPricewaterhouseCoopersにて人材戦略に従事し、2010年7月に退職、現在に至る。世界経済会議Global Shapers Community メンバー。経済産業省「キャリア教育の内容の充実と普及に関する調査委員会」委員。
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