ほとんどの労働者には、仕事中に少なくともある程度の単調さを避けることは難しい。エクセルを完成させる、形式的なメールを送る、形式的なメールを読む、といった作業のことだ。退屈な作業に直面したとき最も生産的なアプローチは、退屈を我慢して一気に仕事を終わらせることだと考える人が多い。しかし新しい研究によると、それは最善の戦略ではない可能性がある。退屈な作業に耐えようと奮闘すると、その後の作業で生産性を発揮する能力が損なわれるかもしれないという。この研究によると、退屈な作業を無理にやり抜くよりも、1日を通して有意義な作業と退屈な作業を交互に行う方が、労働者の生産性を高められる。退屈を無視したり抑えつけたりしようとすると、たいてい注意が散漫になり、それ以降の生産性が低下するという。