「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

お金を稼げる人が知っている「お金の本質」とは?Photo: Adobe Stock

預金封鎖という都市伝説が生まれた理由

 7月3日から20年ぶりに新紙幣が流通します。入れ替わるのは一万円、五千円、千円の3券種。偽造防止やタンス預金による脱税防止など、いろいろな狙いがあるようです。新札に切り替わる際には必ず、預金封鎖が行なわれるとか、通貨単位が引き下げられる(デノミネーション)といった都市伝説が流布されます。それを真に受ける人も少なくありません。なぜそのような都市伝説が生まれて、それを信じる人が現れるのか?

 おそらく、紙に印刷されただけの紙幣に価値がないということに、多くの人が直感的に気づいているからでしょう。

お札ではなく感謝の気持ちにこそ価値がある

 冷静に考えると、原価20円で印刷された1万円札という紙切れに1万円の価値があるわけがありません。それなのに、たかが20円の価値しかない1万円札に対して、なぜ私たちは価値を感じるのでしょうか?

 結論からお伝えすると、お金の本質が「感謝の気持ち」だからです。1万円という紙切れには価値がなくても、そこに反映されている「感謝の気持ち」にこそ1万円の価値があるということです。 

 もちろん「感謝の気持ち」の表れは、お金だけではありません。「感謝の言葉」「感謝の態度」「フォロワー数」「いいねの数」「尊敬」「信頼」「信用」「人望」「名声」などいろいろな形で表現されます。

お金の本質に気づくと、たくさんお金を稼げる

 では、人はどんなときに、感謝の気持ちを感じるのでしょうか。それは、抱えている悩みの解決や願望の実現を手伝ってもらったときです。悩みが大きければ大きいほど、願望が強ければ強いほど、感謝の気持ちとしてのお金をたくさん払ってもよいと、人は感じます。

 ここから、お金を稼ぐコツも見えてきます。お仕事として、誰かの大きな悩みの解決や大きな願望実現を手伝ったり、小さな悩みの解決や小さな願望の実現をたくさんお手伝いできれば、感謝の気持ちとしてのお金をたくさんもらえるということです。

 その際、悩みの解決や願望の実現を、あなた自身が直接手伝って、感謝の気持ちとしてのお金を直接受け取ることが必須となります。なぜなら、会社の仕事として頑張って顧客から感謝されても、給料に反映される額は微々たるものだからです。顧客が感謝の気持ちとしてのお金を支払う相手は、あなたではなく会社、つまり資本家に対してなのです。私たちが生きている資本主義社会とは、そういうものです。あなたの収入が増えない根本原因は、あなたの貢献度合いが足りないからではなかったのです。

 では、直接手伝って、直接感謝してもらうために、どうすればよいのか。職場以外に新しい稼ぎ口を作ること以外に方法はありません。雇われる仕事を増やしても今までと同じなので、雇われない稼ぎ口を見つけることがポイントとなります。これを、「稼ぎ口二刀流」といいます。新紙幣に入れ替わるこのタイミングは、働き方を見直す絶好の機会です。あなたも早速、相手から直接感謝してもらえる2つ目の稼ぎ口を探してみませんか。

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。