ジョー・バイデン米大統領に対し、大統領選からの撤退を求める声が民主党内で新たに浮上している。バイデン氏は数日前には選挙戦を継続するとし、大統領職を務めることができると示す考えだとしていたが、撤退圧力が強まっている。7日には下院民主党の有力議員らが協議。事情に詳しい関係者らによれば、複数の参加者がバイデン氏は選挙戦から撤退するべきだとの考えを示した。協議にはジェリー・ナドラー議員(ニューヨーク州))やジョー・モレル議員(ニューヨーク州)、アダム・スミス議員(ワシントン州)など参加した。バイデン氏に選挙戦から撤退するよう求める民主党の下院議員は約10人。これら議員の中には下院司法委員会や軍事委員会の民主党トップも含まれる。バイデン氏は民主党予備選で勝利していることから、自身の運命を握る立場に置かれているものの、こうした離反は選挙戦を進める上でさらに懸念を投げかけることになる。