ジョー・バイデン米大統領は大統領選にとどまると言い張っている。その意思が変わらなければ、それは同氏の身勝手さと民主党議員が腰抜けなためだろう。バイデン氏の立候補は深刻な欠陥を抱えているが、この二つがそれを支えてきた。民主党のナンシー・ペロシ元下院議長はこの問題をやんわりと提起してきたが、民主党上院トップのチャック・シューマー院内総務と同党下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務が、党と国のために撤退すべき時が来たとバイデン氏に伝えるまで、同氏が身を引くことはないだろう。シューマー氏とジェフリーズ氏はいまのところ、ますます立場が弱まり孤立した党首に真実を伝える勇気を持てていない。バイデン氏は11月に敗北する可能性が高いが、そうなれば彼らがその責めの多くを負うことになる。
【寄稿】バイデン氏、撤退なら民主党に貢献
新大統領候補の選定が遅過ぎることはない
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