理系は満を持して「四工大」の一角が登場

 このグループではもうひとつ理系大学を取り上げたい。それは工学院大学だ。もともと評価が高かった工学院大学だが、『大学図鑑!2025』では満を持してこのグループに仲間入りした。芝浦工大、東京都市大、東京電機大とあわせて「四工大」と呼ばれるが、立ち位置的には芝浦工業大に次ぐ2位に位置している。

 文系学生からするとあまり馴染みがないかも入れないが、文系でいうところの明治学院や國學院あたりをイメージしてもらうといいだろう。

 工学院大は、130年以上の伝統もあって企業には知名度も人気が高く、「就職に強い大学」系ランキングでは上位に入る。主な就職先は大手メーカーや建設会社、自動車メーカーなどに多く、入学時の難易度から考えて「コスパのいい大学」だと言われている。

 ただ、1~2年生は八王子キャンパスで通学が大変。その後が新宿キャンパスと街のギャップもかなりある。「4年間ずっと新宿ならいいのに」と嘆く声多数。「1、2年の単位を落とすと八王子にも通うことになるので、両方に行ける定期を持っている人を見るとああ…ってなる」(先進工学部生)など生々しい声も。