39歳のJD・バンス氏を副大統領候補にするというドナルド・トランプ氏の選択は、共和党が指名した大統領・副大統領候補が現代的で、未来に目を向けていることを示すはずだった。ところが陣営は気が付けば、子どものいない女性に対するバンス氏の批判的な見解を巡って守勢に回っている。報道陣はいつものように、バンス氏の過去の発言を政治的に精査するため掘り返しており、オハイオ州選出の上院議員である同氏は突っ込みどころの多い人物であることが判明している。バンス氏は2021年に上院選の候補者として、当時FOXニュースの番組司会者だったタッカー・カールソン氏に対し、米国を動かしているのは「子どものいない猫好きな大勢の女性たちであり、彼女たちは自身の人生や自らが行ってきた選択について惨めな思いをしているため、米国の他の人々のことも惨めにさせたがっている」と語っていた。
【社説】バンス氏「子なし猫好き女性」発言の波紋
かつてヒラリー・クリントン氏もトランプ氏の支持者を「嘆かわしい人々」と呼び非難の的に
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