101歳、現役の化粧品販売員として活躍している堀野智子（トモコ）さん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものをお送りする。佐藤優氏（作家・元外務省主任分析官）が「堀野氏の技法は、ヒュミント（人間による情報収集活動）にも応用できる」と絶賛（日刊ゲンダイ・週末オススメ本ミシュラン）する世界一の先輩による“人生訓”は、アナタの疲れた心を元気にしてくれる！
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友人宅での驚きの出来事
主人のお給料も上がり、多少は家にお金を入れる余裕もできたようで、わが家の生活にもゆとりが出てきました。化粧品の訪問販売で成長していたポーラ化粧品と出合ったのは、末っ子が小学生のころだったと思います。
あるとき、親しくしている友人の自宅に招かれて行ったところ、初対面の女性がいたのです。とてもきれいにお化粧をした人で、女性の私ですら、しげしげと顔を見たくなるほどでした。
すると友人が「この人きれいでしょ？ いくつくらいだと思う？」と、唐突に尋ねてくるではありませんか。
きれいにお化粧をした女性の
驚きの年齢
せいぜい30代半ばくらいだろうと思って、素直にそう言うと「50歳だよ」と言うんです。「どうしてそんなにきれいなの？」と思わず聞いてしまいました。
するとその人は、「知り合いが美容部員をしているから、ポーラ化粧品を使っているのよ」と言います。
「私も使いたいから、その人に、うちに来てくれるように言ってよ」とお願いしたのがきっかけで、ポーラとのご縁ができたんです。
大好きな化粧品の
とりこになる
その後、うちにやって来たのは、そのきれいな人の知人とは別の美容部員でしたが、ポーラの化粧品が買えるのなら売ってくれる人は誰でもいいというくらい、使ってみたいという好奇心が強まっていたので、気にはなりませんでした。
その美容部員と話をしながら、実際に化粧品を使ってお手入れをしてもらったところ、肌にグングン潤い成分が入ってきて、最後にクリームまでつけると、肌を守るやさしいベールがかけられたような気がしました。
嘘のように聞こえるかもしれませんが、もうすっかり心は、その化粧品のとりこになったくらいです。
でもいかんせん、現金一括払いで買えるほどの経済的余裕はありません。そこで「私、これが気に入ったからシリーズでまとめて買って使いたいんだけど、あいにくお金がないから何か月かに分けてお支払いしていい？」とダメ元で尋ねたところ、「いいよ、毎月集金に来るから」と快諾してくれたのです。
なんだか最近
やけにきれいになったんじゃないの？
その化粧品を使えるのがうれしくて、毎朝・毎晩、うっとりと化粧品の容器を眺めつつ、心をこめてお肌のお手入れをするようになりました。
それまで日々の生活費を稼ぐことに追われて、化粧品の「け」の字もなかった私ですが、心の奥底には「きれいになりたい」という思いがあったのですね。
それからしばらくたったある日、近所の人から「堀野さん、なんだか最近やけにきれいになったんじゃないの？」と言われて驚きました。
すすめてみれば大評判
「まだ若いから大丈夫」と思って、なんのお手入れもしていなかったところへ、いい化粧品を使って入念にお手入れを始めたので、効果がてきめんだったのでしょう。
「いったい、何を使ったらそんなに変わるわけ？」と、ご近所さんの質問は続きます。「実はポーラの化粧品を使い始めたのよ」と言うと、「えっ！ あの高級な化粧品？ 私も使ってみたいけど、お金がなくて買えないわ」と言います。
「私もお金はないんだけど、大丈夫、月賦で買えるから」と教えてあげたら、「それなら私も使ってみたい」「私も買いたい」「私も」「私も」と大評判になったんです。ちなみに現在は、月賦払いを一切行っていません。
※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。
