101歳、現役の化粧品販売員として活躍しているトモコさん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。世界一の先輩による“言葉のサプリメント”は、アナタの疲れた心を元気にしてくれる!

101歳、世界最高齢の現役営業が教える! ストレスを減らす「たった1つの考え方」Photo: Adobe Stock

101歳が生まれた頃

私は1923(大正12)年4月9日生まれですが、同じ学年の中ではたいてい、いちばん早い生まれでした。

小学校に上がって、すぐに7歳になる「4月生まれ」と、ようやく6歳になったばかりの「3月生まれ」では、同じ学年とはいえ、幼いころは大きな差がありますよね。

4月生まれのうえ、長子・長女だった私は、やはり他の子よりはマセていたのだと思います。

新しいことを覚えるのが好き

大正生まれの私の幼少期は、子どもの数も多いし、母親にとって家事は今とは比べものにならないくらい大きな負担でした。だから、きょうだいの中でいちばん年長の私が、母親に近い立場にならざるを得なかったのです。

そんな家庭環境も手伝って、自分で言うのもおかしな話ですが、私はけっこうしっかりした子だったと思います。そして、新しいことを覚えるのが大好きな子でもありました。

自宅学習しなくても覚えてしまう

新しいことを知りたい、覚えたい気持ちがすごく強かったのです。だから、学校の勉強が大好きでしたね。だって、自分の知らないさまざまなことを覚えられるでしょう。

学校から家に帰ったら家事が待っているので、自宅で勉強することはほとんどありませんでした。というよりも、必要なかったのかもしれません。授業を聞いているのが、すごく楽しかったから、そこで覚えちゃうんです。楽しい話って頭に残りやすい。そんな感覚でした。