保有する株のなかで、さらに買い増しをしようとするのは、こんな銘柄です!
元消防士が株式投資で築いた資産は、なんと8億円! 三重県在住の専業投資家・かんち。49歳で早期退職してからというもの、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。その配当金の総額は、なんと年間2000万円超え。高配当株と株主優待株を組み合わせた「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資術”は、初心者の新NISAにも参考になる。「その投資術を知りたい!」と、長年著作の刊行を期待されていたものの、すべて断ってきた投資歴40年のベテランが、初めて著した話題の書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
600銘柄を保有
私は現在600銘柄ほどを保有していますが、日本の上場企業は約3900社ですから、その7分の1以上の銘柄を保有していることになります。
その銘柄すべてをつぶさにチェックすることはありません。仮に1社3分でチェックしたとしても600銘柄で1800分。
30時間もかかりますから、専業投資家で時間はあるとはいえ、とてもやる気にならないのです。
保有銘柄をチェックする
2つのポイント
チェックする株は、やはり資金を多く投入している主力株が中心になります。自分の保有株を時価総額順に並べて、上位のものを確認することにしています。
チェックするのは、まず現在の「配当利回り」と「株価」。配当利回りが落ちていないか、売買しないとはいえ急に株価が上下動していないかを確認します。
大きな変化がなければよし、あるようならば、そこで原因を調べます。
どのような原因があるのか?
その原因は、「業績」「配当」「優待」の変化など明確なこともあれば、いまひとつ理由がわからないこともあります。
たいていの場合、XやYahoo!ファイナンス掲示板を覗いてみると、その原因と思しきことを誰かが書いているので、それを参考にします。
ただし、うのみはせず、必ず自分で1次情報にあたります。
買い増しを検討する
保有株をチェック
これから買い増そうかと思っている保有株についてもチェックします。
買い増すのは、ほとんどが高配当株です。優待株は、イエローハット株のように、保有株数によって優待内容がよくなる銘柄もありますが、基本的には最低単元持っていれば十分です。
どんな株を
買い増しするのか?
業界のトレンドや会社の業績を見て、「これはもっと買い増したほうがいい」と判断したり、ポートフォリオの全体的なバランスから見て、「この株は買い足してもいいかな」と判断したり。
全体として、どこかの銘柄だけに注力した危険度の高いものではなく、バランスのいいポートフォリオにするように意識しています。
※本稿は、『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。