中国のパソコン(PC)大手レノボ・グループのノートパソコン「ThinkPad」は長年ほとんど変わっていない。企業のIT担当幹部らは、それが気に入っていると語る。ホームセンターを運営する米エース・ハードウエアのリック・ウィリアムズ最高情報責任者(CIO)は同社全体で約4000台使用するThinkPadの特徴として、親しみやすさや一貫性を挙げる。PCブランドのThinkPadは米IBMで誕生し、1992年に市場に登場した。2005年にレノボが同ブランドをIBMのPC部門とともに買い取った。レノボによると、ThinkPadの箱形のデザインはもともとは日本の弁当箱から着想を得たもので、次第に薄く軽くなったものの、デザインの観点からはあまり変わっていない。
レノボのノートPC「ThinkPad」 企業になぜ人気
長年ほとんど変わっていないことがIT担当者から根強い支持
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