米グーグルの親会社アルファベットが、「1世紀」という超長期の資金調達に踏み切った事実は、投資家に壮大な問いを突きつけている。われわれは22世紀にも、インターネット検索にグーグルを使い続けているだろうか。そもそもインターネットは存在しているのだろうか。米国は建国350年を迎えることができるだろうか。実際のところ、10日に発行された償還期間100年という異例な債券の投資家は、債券の数理上の特性(後述)のおかげで、こうしたリスクを無視しても安全だと言える。投資家が注目すべきリスクはもっとありふれたものだが、より差し迫ったものでもある。それは、人工知能(AI)の将来性、巨大IT企業が抱える債務負担の増大、そして流行の業界に資金を投じる群衆に加わるリスクのことだ。