101歳、現役の化粧品販売員として活躍している堀野智子(トモコ)さん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)が「堀野氏の技法は、ヒュミント(人間による情報収集活動)にも応用できる」と絶賛(日刊ゲンダイ・週末オススメ本ミシュラン)する世界一の先輩による“人生訓”は、アナタの疲れた心を元気にしてくれる!

楽しみながら営業する方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

1か月で50人の顧客ができる

毎日コツコツと足で回って新規顧客の開拓に勤しんだところ、1か月たつころには50人の顧客と“来月の訪問のお約束”ができていました。

私はおしゃべりなこともあり、お客様との会話がはずんで、1日に回れるのは午前と午後に1軒ずつといったところでした。

翌月に50人のお客様を訪ねるとしたら、1日2軒訪ねたとして25日稼働することになります。それ以上に顧客が増えると、せっかくご縁のあった最初のお客様に不義理をすることになるかもしれません。

稼ごうとせず
ご縁を大事にする

そこで必要以上に欲を出すのをやめて、2か月目からは既存顧客の訪問だけにとどめ、飛び込み営業による新規開拓はやめることにしました。

それでもお客様が自分のお友達に口コミで宣伝してくれたので、売り上げは上がる一方でした。

中にはグループをつくって私が商品を持って行くのを待っていてくれたこともしょっちゅうありました。

顧客との関係を
楽しみながら営業

そんな場は、私を中心にしたサロンのようになります。専業主婦にとっては、ちょっとした空き時間の楽しみにもなるので、そのサロンへの参加費のようなつもりで、化粧品を購入していただいていたところも、少しはあったのかもしれません。

お金をたくさん稼ごうと、無理をするよりも、お客様を大事にすることで、自然とよいご縁が広がります。

そして、お客様との関係を楽しみながら、セールスもさせていただけるんですね。

※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。