ウクライナ軍のロシア領土内侵攻に対応するため、ロシアが一部の部隊をウクライナから撤退させていることが分かった。米政府当局者らが明らかにした。当局者らはロシアの動きがどのような重要性を持つかをまだ見極めようとしており、ロシア軍が移した部隊の規模に関しても詳細を明かさなかった。ウクライナ政府当局者らは先週、クルスク州への奇襲によりロシア軍がウクライナ国内から部隊を移したと述べており、今回の米政府当局者らの分析はこれを裏付けるものになる。ウクライナ側はロシア領土を掌握した部隊を強化するため、現地へ戦車や装甲車をさらに送り込んでいる。先週の奇襲以降、ウクライナ軍は防衛体制が手薄だった国境を速やかに制圧し、ロシア領土へ少なくとも20マイル(約32キロ)侵攻している。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は軍や治安部隊に対し、ウクライナ軍を押し返すよう命令したものの、一貫した対応を打ち出すことに苦戦している。
ロシア軍、ウクライナから一部撤退 クルスク侵攻受け
有料会員限定
あなたにおすすめ