米民主党のティム・ウォルズ副大統領候補はこれまでミネソタ州知事として、不法移民が運転免許を申請したり、低所得者向けの州政府無料医療プログラムに加入したりするのを認める法案に署名してきた。同氏のこうした移民関連の対応は、民主党が同州議会の主導権を握った過去2年間に打ち出されたものが大半で、いずれも同党の主流派が主張していることだ。また、国内に滞在する数百万人の不法移民を受け入れようとする民主党の目標に沿ったものでもある。共和党はこれを踏まえ、ウォルズ氏は極左であり、国境の開放を支持しており、国民の多くと考えが一致しないとの主張を強めている。ウォルズ氏とカマラ・ハリス副大統領は、投票先を決めていない有権者を獲得する上で、このような主張に反論する必要が生じている。世論調査では、有権者は南部国境問題への対処で共和党をより信頼していると回答している。バイデン政権下では南部国境を越えて入国する移民の逮捕者が記録的な数に達した。足元では減少しているとはいえ、2年連続で200万人を上回っていた。
ウォルズ副大統領候補、過去の移民政策を共和党が批判
トランプ陣営はウォルズ氏の移民政策が手ぬるいと批判
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