エヌビディア、データセンター冷却方法を模索Photo:Bloomberg/gettyimages

 人工知能(AI)向け半導体を手掛ける米エヌビディアの最新のイノベーションは、ビットやバイトとは何の関係もない。それは液体に関係している。

 エヌビディアの次世代半導体「ブラックウェル」を搭載する「GB200」サーバーラックは主に、空気ではなく、ラックに張り巡らされた管を循環する液体によって冷却される。広報担当者によると、同社は他の冷却技術でもサプライヤーと協力して取り組んでおり、熱を吸収・放散する非導電性の液体に引き出しサイズのコンピューターを丸ごと浸す方法などがあるという。