ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した書簡によると、米映画製作会社スカイダンス・メディアは、すでに合併することで合意しているメディア・娯楽大手パラマウント・グローバルの取締役会の特別委員会が他からの買収提案について交渉できる期間を延長したのは契約条件違反だと非難している。スカイダンスの弁護団は22日に送付した書簡で「スカイダンスは現在、取引契約を終了させる権利を行使していないが、将来その権利を行使することができる」と述べた。パラマウントは21日、特別委員会がより良い条件の買収提案を募り検討できる「ゴーショップ」期間を9月5日まで延長した。これは、シャリ・レッドストーン氏のファミリー企業でパラマウントを傘下に持つナショナル・アミューズメンツ(NAI)とパラマウント株に対するメディア業界幹部エドガー・ブロンフマン・ジュニア氏からの60億ドル(約8730億円)での買収提案を受け取った後のことだった。ゴーショップ期間は当初、8月21日に終了する予定だった。