民主ウォルズ氏、意外とリッチな年金資産TK ILLUSTRATION: ELENA SCOTTI/WSJ, ASSOCIATED PRESS

 米民主党の副大統領候補ティム・ウォルズ氏は昨年、娘の大学の学費を支払うために自身の退職貯蓄から13万5000ドル(約1970万円)を引き出した。多くの米国民の貯蓄には壊滅的な打撃を与える引き出し額だが、ウォルズ氏の場合はそうではない。

 60歳になるウォルズ氏の年金は、米国の退職貯蓄制度の過ぎ去った時代にさかのぼるものだ。ウォルズ氏の資産や投資額は、共和党の副大統領候補であるJD・バンス氏や多くの国政選挙候補者より少ないが、その純資産は年金の価値のすべてを反映しているわけではない。