正解：
営業CF ④20億円
投資CF ②40億円
フリーCF ①60億円
財務CF ⑤▲30億円
トータルCF ③30億円
キャッシュフローを算出してみよう
売上高100億円から売上原価と販管費80億円を差し引くと、20億円現金が増加したことがわかります。営業CFは20億円です。
投資CFは通常マイナスになるのですが、今期は設備投資額より、投資回収額（ビル売却）のほうが大きいため、投資CFがプラスです。投資CFは40億円です。
また、銀行借入の返済で現金が30億円減少していますので、財務CFは▲30億円です。
E社は本業で20億円現金を増やし、投資でも40億円現金を増やしましたので、フリーCFが60億円ありました。
ただし、財務活動（借入返済）で現金を30億円減らしたので、トータルCFは30億円のプラスでした。
今期、最終的にバランスシート上の現預金を30億円増やしました。
減価償却費はキャッシュフローに影響せず
減価償却費は、会計上の費用で現金の支出はありません。損益計算書では費用として計上されますが、キャッシュフロー表には出ません。
（本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。）
