ドナルド・トランプ前米大統領の側近らは、米政府系住宅金融機関(GSE)である連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を今後どうするのかという、住宅ローン市場の難問を再び解こうとしている。事情に詳しい複数の関係者によると、トランプ氏が大統領選に勝利した場合にファニーメイとフレディマックを政府管理下から外す計画について、元トランプ政権メンバーや銀行関係者が協議している。協議は少なくとも今年の春から進められており、協議成立に向けたアドバイスを投資顧問会社に求めることも話し合われている。協議に参加しているトランプ氏側近には、ラリー・クドロー元国家経済会議(NEC)委員長やジョン・マッケンティー元大統領人事局長などがいると、関係者は述べた。
トランプ氏側近、米住宅2公社の民営化を協議
実現すれば政府は1000億ドルを超える有価証券を一挙に売却できる可能性も
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