全米運輸労組(チームスターズ)は18日、2024年の大統領選で特定の候補を支持しない方針を明らかにした。影響力の強い同労組が中立的な立場を取るのは、約30年ぶりとなる。組合員130万人を擁するチームスターズは、「ドナルド・トランプ前大統領もカマラ・ハリス副大統領も、チームスターズにとっての最重要課題に関してほとんどコミットしておらず、いずれの政党の候補者も組合員の間で決定的な支持を得られていない」とした。民主党の大統領候補が同組合の支持を得られないのは1996年以来となり、今回の決定はハリス氏にとって痛手となる。ただしフィラデルフィアを含むチームスターズのいくつかの支部はすでにハリス氏を支持すると表明しているほか、複数の大規模な労組も同氏を支持している。