2人の同僚が出会い、ロマンスが生まれ、厄介な問題が起きる――。企業では何十年もこうしたことが繰り返されてきた。最近、米鉄道会社ノーフォーク・サザンのアラン・ショー最高経営責任者(CEO)と同社の最高法務責任者(CLO)の恋愛関係が明らかになったが、会社の規定を試し、社内に頭痛をもたらす職場の恋愛関係はこれまでもあった。ノーフォーク・サザンの取締役会の調査でショー氏とナバニタ・チャタジー・ナグCLOの関係が同社の規定に違反していることが分かり、ショー氏は今月11日に解任された。ナグ氏も職を失った。両氏にコメントを求めたが回答は得られなかった。雇用分野が専門の弁護士がよく言うのは、社内恋愛は違法ではないが、好ましくないということだ。性被害を告発する「#MeToo」運動を受けて、企業は職場の恋愛関係についてより明確なガイドラインを定めようとしているが、企業アドバイザーによると、多くの企業はまだ効果的な対処法を見つけられずにいるという。ほとんどの企業は力の不均衡を避けたいと考えており、管理職や幹部に部下との交際を禁止している。それに比べて、一般の従業員同士が恋愛関係になることに対しては大抵はるかに寛大だ。
社内恋愛はなぜこんなに厄介なのか
米鉄道会社ノーフォーク・サザンのアラン・ショーCEOと幹部の関係が明るみに出て、社内恋愛のややこしい側面が浮き彫りに
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