米連邦議会上院のミッチ・マコネル院内総務(共和、ケンタッキー州)と連携する特別政治活動委員会(スーパーPAC)は、選挙投票日があと6週間足らずに迫る中、伝統的に民主党が強い「ブルーウオール(青い壁)」と呼ばれる3州での上院選で共和候補の勝利を目指し、巨額の資金を投入する計画だ。共和党のスーパーPAC「上院リーダーシップ基金」は北東部ペンシルベニア州、中西部のミシガン州とウィスコンシン州で、テレビ・ラジオ・デジタル広告枠の確保に総額6750万ドル(約97億円)を費やす。内訳はペンシルベニア州でボブ・ケーシー上院議員の議席を奪う取り組みに2800万ドル、ウィスコンシン州でタミー・ボールドウィン上院議員を標的に1700万ドル、ミシガン州では議席獲得に2250万ドルを充てる。