生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手がける米オープンAIは、ニューヨーク市では同社初となるオフィスを開設する。オフィスビル所有者の間では、急成長するAI業界のオフィス需要が拡大することへの期待が高まっている。事情に詳しい関係者によると、オープンAIは10月に入り、マンハッタンのソーホー地区にある歴史的建造物の「パックビルディング」のスペース9万平方フィート(約8400平方メートル)を賃借する契約を結んだ。オープンAIは9月にも、カリフォルニア州サンフランシスコ市のミッションベイ地区にある6階建てのビル全体を借り上げている。これは今年に入って同市最大のオフィス賃貸契約となった。その1年ほど前にも、同市のビル2棟を配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズから転借している。オープンAIはさらにオフィスを開設する計画を近く発表するとみられる。