米連邦準備制度理事会(FRB)は9月の米雇用統計を踏まえて、11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で再び0.5ポイントの大幅利下げには踏み切らず、通常の0.25ポイントの利下げを実施する公算が大きい。FRBは前回9月の会合で、通常の倍に当たる0.5ポイントの幅で利下げサイクルを開始した。今夏の穏やかなインフレ統計と労働市場減速の兆しを受けて、利下げがやや後手に回った可能性があると判断したためだ。だが4日発表された9月の雇用統計によると、7月と8月の就業者数は上方修正され、9月の就業者数はさらに好調だった。ジェローム・パウエルFRB議長は9月30日の講演で、当局者は利下げを急いでいないと語っていた。9月の雇用統計の内容は、そうしたムードを一段と強めそうだ。
FRB、11月の大幅利下げ観測が後退 9月雇用統計が力強く
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