メキシコ政府は中国から輸入する製品への依存を減らすため、国内で営業する世界有数のメーカーやテック企業に対し、中国製の製品・部品のうちメキシコ国内で製造できるものを割り出すよう求める計画だ。先週発足したメキシコのクラウディア・シェインバウム新大統領率いる左派政権は、米国の自動車メーカーや半導体メーカー、および航空宇宙、エレクトロニクスの各業界の世界大手に対して中国、マレーシア、ベトナム、台湾で製造された製品・部品の一部を置き換えるよう求める意向だ。経済省のルイス・ロセンド・グティエレス通商担当次官が明らかにした。グティエレス氏はインタビューで「国内のサプライチェーン(供給網)の支援に注力したい」と話した。また、これまでの外国企業との話し合いは非公式なものだと語った。