25歳で貯金ゼロでも1億円貯まる!
就職・転職、ひとり暮らし、結婚に出産。これから様々なライフイベントに向き合う20代は、今後の人生について考える機会が増える時期です。そんな中で、切っても切れない「お金」の問題に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、15万人を救った「お金の教科書」の最新版、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より、貯金・投資といった資産づくりの知識はもちろん、より豊かな人生をおくるためのお金の使い方・働き方についても、一部抜粋・編集してお送りします。
借金カード何枚持ってる?
借金がよくない、というのは、誰でも知っているはず。ところが「私は借金はありません」という人に借金がある。クレジットカードの利用残高がそれ。クレジットは「信用」と訳されるが、別の言葉では「借金」。そのカード、借金カードだ。
借金カード何枚持ってる? 多いほど罠に落ちやすい。
買い物してカードで払うと、カード会社が店に代金を立て替えて払う。その瞬間、あなたはカード会社から借金をしたことになる。決済日に代金を払い終えるまでは借金。たいていはその前に次の買い物をするから、借金は途切れることがない。
借金の悩みで相談に来る人は4枚以上使っている
1回払いやボーナス払いは利息がつかないから、1~5ヵ月の後払い、といえないことはない。ところが、何かの拍子に一括で払えず、リボ払いや分割払いに変更する人は少なくない。「お得なリボにしませんか」「ポイントをたくさんプレゼント♪」とカード会社から滝のような勧誘も来る。
リボを使わずともカードがたくさんあると、借金が膨らむ。そして、わけがわからなくなる。借金の悩みで相談に来る人は4枚以上使っている。カードごとに締め日も支払い日も違う。請求書が届いて「残高が足りない!」とキャッシングに走ったり、残高不足で決済できないことも。決済日に払えないと(数日の猶予があることもある)ブラックリストに載る。するとその後、カードが使えない、新しいカードを作れない、住宅ローンが借りられないことになりかねない。
カードが複数枚あると、1枚落としても盗まれても気づきにくい。すぐに届け出れば、被害額は補償されるが、不正利用されて長く届け出ないと、本人負担になることもある。
クレジットカードは1枚が理想。多くても2枚まで
危険な目にあわないためには、クレジットカードは1枚だけにしよう。日本でも海外でも、VISA系かMastercard系どちらかがあれば困ることはない。1枚では不安というなら、2枚まで認めよう。
3枚以上は管理できない。おまけやポイントに魅かれて増やしたら身を滅ぼす。
※本稿は、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。