情報が整理されたノートの特徴は、次の2点です。

1.ページごとに「見出し」がついている
2.「記号」「番号」で整理されている

――1.ページごとに「見出し」がついている

 ノートには、ページごとに「見出し」をつけることが大切です。「見出し」とは、そのページに書いた内容をひと言で表したものです。

 本を読むときにも、目次があれば、読みたいところを探しやすくなり、全体の流れもわかりやすくなりますよね。それと同じように、ノートにも「見出し」があれば、自分が書いたことを思い出しやすくなりますし、情報を整理しやすくなります。

 「見出し」は、わかりやすいように、ページの最上段に書きましょう。大きな文字で書くなど、目立つように工夫するといいでしょう。

――2.「記号」「番号」で整理されている

「記号」や「番号」を使って情報を分類し、関係性を可視化することで、情報をひと目で把握できるようになります。具体的には、次のようにすると便利です。

書影『夢を先送りしない勉強法』(技術評論社)『夢を先送りしない勉強法』(技術評論社)
石黒由華 著

・箇条書きにする
 →・(中黒)、(1)(2)(3)……(番号)

・記号で因果関係や同義関係を表す
 →(矢印)、=(等号)、⇔(逆)、∴(ゆえに)、∵(なぜなら)など

・補足情報を入れる
 →@(~の場所で)、例(たとえば)

 大量の情報もこのように整理することで一覧性が高まりますし、1つのキーワードで連鎖的にほかのキーワードも思い出しやすくなり、暗記がはかどります。