同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。

頑張っているのに知名度を上げられない人へのとっておき秘策・ベスト1Photo: Adobe Stock

【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い

 今回紹介するのは、「カンタンに知名度を上げる法則」である。

【貧す人】知名度を上げるために、広告を出す
【稼ぐ人】知名度を上げるために、プレスリリースを出す

 商品・サービスが大ブレイクするには、3つの突破口がある。

[1]マスコミに取り上げられる
[2]大企業との取引が始まる
[3]著名人に推薦される

 大企業との取引は一見難しそうに思えるが、実際はそうではない。
 以前は企業規模によって取引先は限定されていたが、現在は商品・サービスのコンテンツ次第で大企業に採用されるケースは多々ある。

 著名人からの推薦も同じだ。
 以前は芸能人やスポーツ選手などの有名人に限られていたが、最近はネット上でのインフルエンサーによる推薦も強力になってきた。

 無名な一般人でも、コストをかけずに知名度を上げられる時代なのだ。

 では、最初のマスコミに取り上げられる方法について解説しよう。

「いやー、神田さん、テレビ局や大手新聞社に取り上げられるのは、よほど大きなインパクトがないと、普通の人には無理ですよ」

 確かにそうだ。でも、諦める必要はない。いい方法がある。

マスコミ受けするプレスリリースの3大切り口

 それが、「プレスリリース」を発行する方法だ。

 プレスリリースとは、広報用資料のこと。
 プレスリリースを出すことで、新聞、テレビ、ラジオなどに取り上げられやすくなる。

 どんな内容のプレスリリースがマスコミ受けするか?
 次の3つの切り口がある。

(1)アンケートなどの調査結果
(2)ランキング
(3)研究レポート

 特に想定外のデータやエピソードがあると、取り上げられやすい。

知名度を上げられない人の特徴・ワースト1

 また、地方メディアでは、客観的な調査結果に基づいた「商品の人気ランキング」などがあるとベスト。プレスリリースを出す際は、「PR TIMES」(東証プライム上場のPR会社)などを利用するといい。

 広報結果はすべて数値で把握できるので、広告との相乗効果が一目瞭然となってきた。

【貧す人】は、ひたすら広告を出して知名度を上げようと疲弊するが、
【稼ぐ人】は、プレスリリースを活用して、ラクラク知名度を上げるのだ。

(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)