絶対NGな話題・ワースト1
メガバンクにいる銀行員として、絶対に話してはいけない話題があります。
それは、「お客さん」のことです。
たとえばあなたの銀行口座を管理してくれている担当者が、「あなたの借金がいくらある」「あの人借りすぎだよな」という話を飲み会でしていたら、どう思いますか。当然ですがありえないですよね。もしかすると聞かれてしまったことによって、お客さんに不利益が生じる可能性すらあります。
ビジネスパーソンとして、「公共の場でお客さんの情報を喋る」というのは、一番あり得ない行為です。特に銀行は、秘匿性の高いビジネスです。例えば飲み会でお客さんの固有名詞を出して話をしてしまったりするのは論外です。
もしかすると飲み会の周りに関係者がいるかもしれないですし、有名・著名な会社であれば、情報流出になるリスクもあります。これはしっかりとした上司であれば当然厳重注意することですが、担当者レベル同士だとついやってしまうという人もいるかもしれません。
「周囲からどう見られているか?」を意識
これは銀行員なら特にありえないという感想になると思うのですが、一般的なビジネスパーソンの常識として意識し直したほうがよいでしょう。特に、話すことのない職場の飲み会であればあるほど、つい仕事の話をしてしまいがちです。
ただ、ビジネスパーソンとして、自分が周囲からどう見られているかを意識できていないことは致命的です。どんなに本業でいい成果を出していても、「周囲への見せ方」で損してしまってはもったいないです。
たとえベテランの方であっても、「慣れ」が生じている可能性もあります。今一度自分の身の振り方を考えてみてください。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の著者に取材した特別な原稿です)