Photo:SANKEI
長嶋茂雄は引退間際、肉体の衰えを自覚しながらも打席に立ち続け、自らの意思で引退を決めた。「巨人軍は永久に不滅です」という名言の中には、人生を自分で切り開く生き様が込められている。その姿勢は、私たちに訪れる決断の場面で、確かな指針となってくれるだろう。※本稿は、臨床スポーツ心理学者の児玉光雄『長嶋茂雄 永久に心を熱くする言葉「積極果敢」で生きる80のヒント』(清談社Publico)の一部を抜粋・編集したものです。
伝説のスピーチは
ファンへ向けたお礼だった
十七年間の現役最後の試合が終わって、
ナイター照明の中で、引退セレモニーがあったわけですね。
その時のスピーチで、「巨人軍は永久に不滅です」と語った言葉が、
皆さん印象に残っているようなんですが、
あのスピーチは、前から決めていたんです。
僕としては、プロ野球、ファンに対してお礼を言いたかった。
そういう記念すべき、大事な一日でした。
ナイター照明の中で、引退セレモニーがあったわけですね。
その時のスピーチで、「巨人軍は永久に不滅です」と語った言葉が、
皆さん印象に残っているようなんですが、
あのスピーチは、前から決めていたんです。
僕としては、プロ野球、ファンに対してお礼を言いたかった。
そういう記念すべき、大事な一日でした。
(『ミスタープロ野球 魂の伝言』)
――引退試合後のスピーチを思い出しながら語った言葉
1974年10月14日、この日、前日の雨天で順延したため、対中日ドラゴンズ戦はダブルヘッダー。第1試合で通算444号本塁打を放つ。その試合後、長嶋は突然、外野席のほうに移動して、左手で握ったタオルを顔に当て、泣きながらライトからセンター、そしてレフトに歩いた。そのことを思い出しながら、長嶋はこう語っている。
「ファンの皆さんがね、僕に『ありがとう!ありがとう!』って声をかけてくれて、中には『長嶋、辞めるな!』という叫び声ごえも聞こえましたけども。それを直に聞いた時はね、もう何と言ったらいいか、本当にね、選手冥利というか、心から嬉しい限りでしたね」(『ミスタープロ野球 魂の伝言』)







