その場で“正しさ”を競って空気が凍る――そんな心当たりはありませんか。相手の体面を守りつつ事実を整えるには、どんな言い方が正解なのでしょうか?
IVEチャン・ウォニョン氏や俳優ハ・ソクジン氏の愛読書と話題となり、韓国で262刷、60万部を超え、「哲学ブーム」の火付け役となった書籍『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』をもとに解説します。

会話の際、たとえ好意からであっても、相手の誤りを指摘することは絶対に控えるべきだ。

相手のメンツを潰さない

会話の際、たとえ好意からであっても、
相手の誤りを指摘することは絶対に控えるべきだ。

――『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』より

その場で正しさを競うと、関係の温度は一気に下がる。

相手の体面を守ることが、話の前提を守ることになる。

気づいたことは、断定せずに質問へ置き換える

こう聞こえたけれど、私の理解で合っていますか」。

事実と解釈を分けて伝える

数字はAとBで違って見えます。どう扱いましょう」。

場の目的を優先する

議論より合意が必要な場では、結論に近い提案から出す

公の場での訂正は避け、必要なら一対一で短く伝える。

相手のメンツを守れば、次の会話が続く。

自分を主語にした言い方を使う。

「私はこう理解しました」「私はこの点が不安です」。

感情を足さず、時間を区切る

「今日はここまで。続きは資料を見てから話しましょう」。

代替案を必ず添える

「この資料に合わせるか、最新の数値で更新するか、どちらにしますか」。

感謝で締める

指摘ではなく、より良くするための確認です。協力ありがとう」。

誤りを正すより、関係を壊さず進めるほうが、結果として正確さに近づく。

丁重さと礼儀を土台に、少し冷めた距離を保つ。

それが、互いの尊厳を守りながら、会話を建設的に保つやり方だ。

(本記事は『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』をもとに作成しました)