『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、就職先に後悔しない人が考えていることについて著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

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「仕事内容」が重要なことは多い

会社選びというと、給料や休日数、福利厚生といった「条件」に目が行きがちです。もちろん、これらは無視してよいものではありませんし、最低限の確認は必要です。

ただ、実際に働き始めてからの満足度を左右するのは、条件よりも日々どんな仕事をするのかであるケースが非常に多いと感じます。なぜなら、条件は数字で把握できますが、仕事内容は毎日の時間の使い方そのものだからです。

どれだけ条件が良くても、仕事内容が合わなければ、平日の大半が苦痛な時間になります。逆に、条件が完璧でなくても、仕事内容に納得感があれば、仕事への向き合い方は大きく変わります。働く時間の質を決めるのは、条件よりも仕事内容であることが多いのです。

考え抜くべき3つの項目

会社選びでは、「条件」「仕事内容」「人」という3つの要素があります。この中で、どれか一つだけを見て判断してしまうと、ミスマッチが起きやすくなります。

条件が良くても、仕事内容が合わなければ続きません。仕事内容が魅力的でも、一緒に働く人との相性が悪ければ消耗します。人が良くても、条件が極端に厳しければ、生活が立ち行かなくなります。

だからこそ、この3項目は考えすぎなほどに考えるべきです。就活生の中には「考えすぎるのはよくない」と感じる人もいますが、会社選びにおいては逆です。曖昧なまま進むより、悩み切ったうえで決めたほうが、納得感は残ります。

特に仕事内容については、「入社後にやる業務」「数年後に任される役割」「その仕事が自分の性格に合うか」といった点まで、できる限り具体的に想像してみることが大切です。

会社選びに正解はなく、常に考え続けることが重要

もう一つ大事なことがあります。それは、会社選びに絶対的な正解はないという現実です。

どれだけ考えて選んでも、入社後に「思っていたのと違う」と感じることはあります。環境は変わりますし、自分自身の価値観も年齢とともに変わっていくからです。

だからこそ重要なのは、一度決めたら終わりにするのではなく、「今の選択は自分に合っているか」を考え続ける姿勢です。会社選びは一発勝負ではなく、キャリア全体の中の一つの通過点にすぎません。

条件を見ること自体が悪いわけではありません。ただ、その先にある仕事内容や人との関わりまで含めて考えてみると、自分にとって納得できる選択肢は少しずつ見えてくるはずです。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです