世界四大会計事務所の一角のKPMGが米監査部門で数百人規模のレイオフを実施する。自主退職者の不足を補う狙いだ。複数の関係者によると、KPMGは先週、同部門の従業員9000人のほぼ4%に当たる約330人を間もなく解雇すると通知した。対象は主にアソシエートやマネジャーで、パートナーはいない。KPMGは米国で数ラウンドの人員削減を実施してきた。3月には監査中心のリストラに踏み切った。昨年は夏季に米国のコンサルティング、税務、事務管理の各部門にまたがるリストラで米従業員の約5%をカットしたが、その前にも同約2%に相当するコンサルティング人員を削減していた。