FXが副業に向いているわけ
前の本でも書きましたが、私はFXというのは主婦やOL、サラリーマンのみなさんに向いていると思います。
第1の理由は、時間がそれほどかからないことです。毎日FXに使うのは2~3時間。それも忙しい日中ではなく深夜や早朝に、自宅のパソコンに向かうだけでいいのです。
私の場合、朝は5時半くらいに起きてパソコンを立ち上げ30分ほど、深夜に開いていたニューヨーク市場の動きをチェックします。その時、自分なりに決めている「売り」または「買い」の注文を出すタイミングと判断すれば、注文を出したりもしますが、日中はまったくといっていいほどトレードはしません。
本格的にトレードするのは、食事と入浴を済ませた夜9時半ぐらいからです。この時もずっとチャートの画面を見ているわけではなく、ネットサーフィンしたりしながら、タイミングを見はからって取引きする感じです。相場が大きく動いているときは少し遅くまでやりますが、普通は12時までには寝ます。
FXが主婦やOL、サラリーマンのみなさんに向いている第2の理由は、少ない元手で始められることです。
FXでは「レバレッジ」といって、元手の何倍、何十倍という大きな金額の取引きができます。かつては200倍以上というケースもありましたが、現在は最高25倍までです。それでも40万円あればその25倍、1000万円分の外貨投資ができ、決済するときにはプラス・マイナスの差額分だけ受け取ったり、支払ったりします。
それに比べ、株式投資をしようと思うと、人気の大型株なら1銘柄数十万円必要なことも珍しくありません。ひとつの銘柄にだけ投資するのは危険だということで、分散投資しようとすると、さらに多くの資金がいります。それに、株を買った会社が破たんしてしまうというリスクもあります。
このように、FXは比較的少ない元手で効率よく稼げる可能性があり、自己資金が少ない人にとってとても魅力的なのです。