米連邦最高裁のソニア・ソトマイヨール判事(70)に対し、リベラル派の一部活動家が退任を求めているが、同氏には退任する意向がないことが明らかになった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。活動家らは来年1月の政権交代までに、民主党政権が後任を指名するべきだとしている。ソトマイヨール氏に近い関係者の1人は、「今は彼女の重要な声を失うべき時ではない。彼女は70歳になったばかりで、わたしの知る誰よりも自分の健康に気を配っている」と指摘。進歩派はドナルド・トランプ次期大統領就任後も憲法を守りたいのであれば、他の方法に目を転じるべきだと述べた。2009年に当時のバラク・オバマ大統領により最高裁判事に任命されたソトマイヨール氏は、少数派となっているリベラル派の間では先任の判事であることから、慣例的に同グループのリーダーとなっている。最高裁は現在、ドナルド・トランプ次期大統領が1期目に任命した3人を含む6人の保守派判事が多数派を占めている。