米国のドナルド・トランプ次期大統領は、大量の移民を強制送還する取り組みの責任者に移民税関捜査局(ICE)元局長代理のトム・ホーマン氏を指名することを明らかにした。トランプ次期政権で「国境の皇帝」と呼ばれる役割を担うことになる。トランプ氏は10日遅くにソーシャルメディアに投稿し、ホーマン氏が「不法滞在している外国人を出身国に送り返す措置の責任者に就任する」と述べた。また、南部と北部の国境に加え、海上・航空の安全保障もホーマン氏に統括させることを明らかにした。ホーマン氏はトランプ政権1期目に1年半にわたり参加。犯罪者を標的にしつつ、不法に滞在しているがそれ以外は法を順守している人々の滞在を容認したオバマ政権の方針を覆し、不法移民を積極的に逮捕したことで物議を醸した。
トランプ氏、不法移民対策トップにホーマン氏起用
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