ドナルド・トランプ次期米大統領は閣僚やホワイトハウスのスタッフ人事を進めている。移民や外交に関する自身の政策を支持し、議会での経験が豊富で忠実な人物で周りを固める一方、第1次政権での目標達成を妨げたとする共和党主流派の起用はおおむね避ける傾向もみられる。事情に詳しい関係者らによれば、トランプ氏はその最も明確な例として、マイク・ウォルツ下院議員(共和、フロリダ州)を国家安全保障担当補佐官に起用する方針を12日に固めた。米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」に所属した経歴を持つウォルツ氏は、不法移民を巡ってトランプ氏と見解を共有している他、米政府によるウクライナ支援にも懐疑的な姿勢を示している。
トランプ次期政権の人事、候補者の共通点は「忠誠心」
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