トランプ次期米政権の財務長官ポストを巡り熾烈な争いが繰り広げられる中、トランプ氏自身も内部対立にいら立ちを見せており、同氏の陣営は新たな候補者リストを検討している。事情に詳しい複数の関係者によると、財務長官候補にはジョージ・W・ブッシュ大統領の経済政策顧問で後に米連邦準備制度理事会(FRB)理事を務めたケビン・ウォーシュ氏と米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントのマーク・ローワン最高経営責任者(CEO)の名前が挙がっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、トランプ陣営がローワン氏に接触し、同氏もこれを認めたと報じた。事情に詳しい複数の関係者によると、ローワン氏はまだトランプ氏と職責について話し合っておらず、財務長官の座に就くために積極的に動いているわけではないという。ウォーシュ氏は今年に入りFRB次期議長の有力候補の1人として名前が挙がり、現在はトランプ陣営から財務長官候補として取り沙汰されている。
トランプ氏、財務長官の新たな候補リスト検討
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