仕事ができるかどうかは、会食・食事会の「仕切り力」でわかる――
面倒な雑務の代名詞「幹事」「食事会設定」は、社会人として逃れられない悩みの一つだ。「たかが会食」と捉えて適当にこなすと、クライアント・上司からの評価が大きく下がりかねない。
しかしこの一見、何の役にも立たなさそうな“貧乏くじ”に、実は「千載一遇のチャンス」が隠されていることを、見逃してはいないだろうか?
『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』では、“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「実務に即したメソッド」を紹介している。
会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。
今回は特別に、「忘年会で失敗しないための方法」について紹介しよう――。
「忘年会の店を取り忘れた!」は大ピンチ
みなさんの中には、きっと忘年会の幹事を経験したことがあるという人は多いだろう。
しかしそんな中でもよくあるのが、「忘年会の店を取り忘れた」という致命的なミスだ。
忘年会シーズンは当然ただでさえ予約が逼迫していて取れないし、しかも参加者も多くなりがちなので確保がただでさえ難しい。お店の候補が限られてしまうためだ。
しかも、この記事が出るのは12月の半ばだ。きっと今からお店を予約しようとしても、ほぼほぼいいお店をとることはできないだろう。
では、どうすべきか。会食専門家である筆者なりのせめてもの最適解を示したい。
「レンタルスペース」予約サイトを使おう
ほとんど日数がない中、急遽忘年会の幹事を任された場合はスペースマーケットのような「レンタルスペース予約サイト」が活躍する。
条件を満たさない忘年会会場で妥協するくらいなら、大勢が入れるレンタルスペースを借り、Uber Eatsなどで美味しい料理を配達してもらうほうが全体の満足度が向上するのだ。
しかもスペースの貸し切りのため、発言内容に気を使う必要もない。レンタルスペース予約サイトは忘年会をはじめとした「直前の大勢の飲み会」に効力を発揮すると覚えておこう。
ただその際は、上司や同僚の期待値調整と、しっかりとことの経緯を報告することは忘れずに。
なんとかしようとすることは大事だが、「なんとかしないといけない状態」になってしまったのは考えものだ。来年はお店の予約を前もって取っておくようにしよう。
(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)