喫茶店で妻がイラッ!「おしぼりで顔を拭く夫」は何と言って切り抜けるべき?写真はイメージです Photo:PIXTA

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 妻と買い物に行った途中に、ひと休みしようと喫茶店へ。布のおしぼりでいつものように顔を拭いたら、妻に「もー、顔を拭かないでよ。おじさんはやあねぇ」と嘆かれた。

 自分も妻も50代である。「キミだっておばさんのくせに!」と言ったら、確実にケンカになってしまう。「まあ、顔を拭くのぐらい許してよ」という本音をどう伝えるか?

(A)「ハハハ、堂々と顔を拭けるのは、おじさんの特権かもしれないね」
(B)「そっか、やっぱりダメかなあ。気持ちいいんだけどなあ……」
(C)「どこにも『顔拭き禁止』とは書いてないから、いいんじゃないの」

正解は……

B

△ (A)「ハハハ、堂々と顔を拭けるのは、おじさんの特権かもしれないね」
◎ (B)「そっか、やっぱりダメかなあ。気持ちいいんだけどなあ……」
× (C)「どこにも『顔拭き禁止』とは書いてないから、いいんじゃないの」

解説

 一般的には「おしぼりで顔を拭くのはNG」とされています。ただ、喫茶店などで布のおしぼりが出てくると、おじさんを中心に、顔を拭いてしまう人は少なくありません。お行儀はよくないとしても、目くじらを立てることかどうかというのは、また別の話です。

「おじさん」という言葉に過剰反応する必要はないし、ここで「顔を拭くことの是非」を議論しても仕方ありません。Bぐらいの中途半端なリアクションでお茶を濁しておくのが、大人の懐の深さと言えるでしょう。Aは、ちょっと開き直りすぎです。

 Cは、とても50代とは思えない子どもっぽい反論。飲食店などで何か注意されると「どこにも書いてないじゃないか!」と言い張る浅はかで迷惑な人たちと同じ発想です。

喫茶店で妻がイラッ!「おしぼりで顔を拭く夫」は何と言って切り抜けるべき?