米共和党のドナルド・トランプ次期大統領の顧問や側近によると、同氏のアドバイザーを長年務めたケビン・ハセット氏が国家経済会議(NEC)次期委員長の最有力候補に挙がっている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ただ、これまでの政権移行プロセスと同じく、トランプ氏が考えを変え、他の人材を起用することもあり得るという。ハセット氏はトランプ政権1期目の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長。3人で構成するCEAは、大統領のために経済データを分析する役割を担う。ハセット氏がNECのトップに立てば、貿易、税制、規制緩和に関する次期政権の政策論議の中心に位置することになる。ハセット氏とトランプ氏の政権移行チームの広報担当者は、今のところコメントに応じていない。