ドナルド・トランプ次期米大統領は26日、次期政権の経済チームの陣容を固め、国家経済会議(NEC)委員長にエコノミストのケビン・ハセット氏を、通商代表部(USTR)代表にジェミソン・グリア氏をそれぞれ指名した。トランプ氏はまた、一期目にスピーチライターなどを務めたビンス・ヘイリー氏を国内政策会議(DPC)のトップに置くとも明らかにした。ハセット氏は2017年から19年まで、大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長を務めていた。NECの委員長としてはより広範な任務を抱え、貿易、税制、また規制緩和に関する政権内の政策論争の中心に立つことになる。グリア氏はトランプ氏の一期目にロバート・ライトハイザー氏がUSTR代表だった際、同氏の首席補佐官を務めていた。グリア氏からは今のところコメントは得られていない。同氏がUSTR代表に指名されることは、先にブルームバーグが報じていた。