【大丈夫】自信なんかなくても、あなたに絶対的な価値がある理由

あなたはいま、迷いや不安のない充実した毎日を過ごせていますか？
いまの自分が「本当の自分」と胸を張っていえれば、あなたの未来は明るくひらけていきます。
世界20カ国での指導歴をもつ瞑想家・ヨガ指導者のニーマル・ラージ・ギャワリ著『世界的瞑想家が教える本当の自分に戻ってラクに生きる練習』（ダイヤモンド社）では、ヨガ哲学の叡智から著者が導き出した、人類共通の問題を解決する方法が詰まっています。「救われた、生きやすくなった」と感謝の声が届くその教えをご紹介していきます。

あなたが存在していることに、絶対的な価値があります

　自分を信じられず、自分に自信が持てなかったら、自分の意思に従って行動するのは難しいのではないでしょうか。

　もしいまの自分に自信が持てないなら、どうして自信が持てないのかを考えてみてください。

　自信が持てないのは、いつも間違った選択をしてしまうから？
　学校の成績が悪かったから？
　人よりも収入が少ないから？
　友だちがいないから？
　何をやってもうまくいかないから？
　きょうだいにコンプレックスを感じてきたから？
　家庭環境がよくないから？
　自分の容姿が嫌いだから？
　仕事ができないから？

　どうですか？ 何か心当たりがありますか？ これらに共通しているのは、自分と人を比べて、自分が人よりも劣っていると感じている点です。

今日も元気に目覚められたのは、ありがたいこと

　人よりも優れていなければ自信を持ってはいけないのでしょうか？　
　答えはNOです。

　あなたが存在しているからこそ、自然や家族、友だちや仕事、社会など、この世のすべてのものが見える、感じられる、触れられることに気づいてください。

　あなたが存在していることには、絶対的な価値があるのです。

　あなたが朝目覚めて、今日も元気だと思えることは、とても素晴らしいことです。心臓が動いていて、体も自由に動いて、感覚も意識もいつもどおりというのは奇跡に近いのです。

「まだ若いんだから、いつものように目覚めるなんて当たり前じゃないか」と思うかもしれません。ですが、突然死する人は年齢にかかわらず意外と多く、世界を見渡したらたくさんの人が突然亡くなっています。

自信を失う必要はない

　あるいは命こそ奪われなかったとしても、突然の病で自由に体が動かせなくなることも、意識障害が起きて目が覚めないこともあります。不慮の事故にあって明日は生きていない可能性もあります。

　今日も元気に目覚められるのは、とてもありがたいことです。
　あなたがいま元気に生きていることは、それだけで非常に尊いのです。
　自分が生きて存在している価値に気づいてください。
　人と比べる必要はありません。
　自分は劣っていると自信を失わなくていいのです。
　生きている人には絶対的に価値がある。ただそれだけです。

どんな自分でも自分を好きになっていい

　それでも自分には価値がないと思い、自分に自信が持てないのなら、まずは自分を好きになってください。

　自分には価値があると思えないのは、自分を愛していないからです。
　自分を愛してください。
　そして、自分を信じてください。

　人と比べるのではなく、ありのままの自分を愛し、自分が持っている力を信じてください。

「自分が嫌い」「自分は何をやってもダメだ」と思っていたら何もできません。

　自分を信じて、自分が本当にしたいことをする、自分にできることをすればいいのです。

※本稿は『世界的瞑想家が教える本当の自分に戻ってラクに生きる練習』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。