(4)挑戦中は買い物の記録をとる
買わない挑戦をしている期間中は、何かを買ったら記録をとってください。家計簿や現金出納帳のようなものを使ってもいいです。
記録をとらないと、何をいつ買ったかすぐに忘れてしまいます。私は、買った物はすべて写真を撮っています。記録をとることで、買わないチャレンジの達成状況がわかり、やる気も維持できます。もちろん、自分の買い物のクセもわかります。
もし買ってしまったら、買った理由とそのときの気持ちを書いてください。 買わないことと同じぐらい大事なのは、うっかり買ってしまったときの状況の分析です。失敗の要因を見つけて、次につなげていきます。
制限をかけることで必要なものが見えてくる
家の中の物を熱心に減らしはじめた50歳頃から、私は買い物をする頻度を次第に低くしていきました。
金銭的余裕がなかったので、もともとそんなに物は買っていませんでしたが、そこまで必要でもない少額の物を一つ、また一つと買っており、ガラクタをため込んでいたのです。
「買わない挑戦」をはじめたのは、無意識に買っていたら、不用品はいつまでたっても減らないという当たり前の事実に気づいたからです。
物を集める傾向がありましたが、いまではこの悪癖は完全になくなりました。福袋のように、中身のわからない物にお金を使うこともなくなりました。
ストックを買いすぎることもしなくなったし、安いから、セールだから、という理由でいらない物を買うことも減りました。
買い物に制限をかけると、自分の暮らしに必要な物が見えてきます。
「買わない挑戦」をしているからといって、何も買わないわけではありません。必要な物は買います。
必要な物にだけお金をかけるので、ムダ遣いが減り、お金が残ります。
もちろん、残ったお金を自分の好きなことに使うこともできるのです(私は歯のインプラント代に使うことにしました)。