米連邦準備制度理事会(FRB)は18日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の誘導目標を追加で0.25ポイント引き下げると決定した。だが今後の利下げ幅とペースについては、一段と不透明感が漂っていることを示唆した。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25~4.5%と、2年ぶりの低水準に引き下げた。FOMCで投票権を持つ12人のうち、11人が追加利下げに賛成票を投じた。利下げは3会合連続。労働市場に減速の兆しが出る中、FRBは9月に0.5ポイントの利下げに踏み切った。11月には0.25ポイントの追加利下げを実施した。この日公表された新たな金利見通しによると、2025年は利下げ回数が減少するとFRB当局者は予想している。経済が着実に成長し、インフレが下がり続けた場合、大半の当局者は25年に2回の利下げを織り込んでいる。9月時点の見通しでは、約4回の利下げが想定されていた。